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2008年3月31日 (月)

ポール・グリフィス『現代音楽小史』におけるブゾーニ記述

ポール・グリフィス『現代音楽小史―ドビュッシーからブーレーズまで』( Paul Griffiths, A History of Modern Music―from Debussy to Boulez. London, 1978 )石田一志訳、東京:音楽之友社、1984年)

アーノルト・シェーンベルクに関する記述のあとで

p.19-20

半音階主義に秩序を与えるための手段としてバロックに復帰した別の作曲家としては、イタリア系ドイツ人の作曲家兼ピアニスト、フェルッチョ・ブゾーニ(1866~1924)がいた。彼の広い視野は、ドビュッシー風和声、北米インディアン音楽、ロマン派のレトリック、イタリア・ルネサンス期への生き生きとした関心にまでおよんでいる。彼はいくつかの面でマーラーの逆であった。つまりこの人物は、すべての経験に心を開いていたが、外側からそれを見ていたからである。彼の傑作、オペラ《ファウスト博士 Doktor Faust 》(1916―24)は、自叙伝というよりも、もっとなぞに満ちた神秘的な劇ではあるが、普遍的知識を求めるファウストにブゾーニが共感を寄せていたことは、疑いないものである。彼は、とてつもなく変化に富んだ作曲家であったが、しかし音楽作品の中では決して《新音楽美学提要》(1907、増補1910)のなかに書いたほどに挑戦的なことは敢行していない。この著作のなかで彼は、急進的に新しい音階の可能性や、電子音楽の可能性まで述べているからである。もっとも、これはあいまいで夢以上のものではないが。・・・

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